CLICK HERE FOR BLOGGER TEMPLATES AND MYSPACE LAYOUTS »

Blog Archive

2008年11月25日火曜日

コラム「豪州サッカー事情」

AFCアジアチャンピオンズリーグ2008の決勝戦でガンバ大阪に敗れはしたものの、
オーストラリアのアデレード・ユナイテッドもまた、なかなか見事なチームだ。
「キープレーヤー」以外の全19選手の年俸を約1億円内に収めるという
厳しい財政事情を、サポーターの後押しと選手個々のモチベーションの高さで
乗り切っている。



ガンバ大阪(日本)が11月12日、
AFCアジアチャンピオンズリーグ2008決勝(アジアサッカーリーグ主催)で、
アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)を見事に下し、
アジアチャンピオンに輝いたのは、まだ記憶に新しい。



今回は中国・韓国・日本の各リーグ王者を撃破し、
破竹の勢いで決勝まで駒を進めたアデレード・ユナイテッド、
そして、アデレード・ユナイテッドが所属する
オーストラリア・プロリーグ「Aリーグ」について、
クラブ・リーグとしての財政面なども含めて触れてみたい。 

オーストラリア・プロリーグ「Aリーグ」は2004年に発足した。
参加8クラブは、それぞれ厳しい財政状況での運営を強いられている。
各クラブは20人の選手と契約できるが「キープレーヤー」(人気選手)1人を除く
19人の年俸を190万豪ドル(現在のレートで約1億円)の
サラリーに収めなくてはいけない。これを目安とすれば、
アデレード・ユナイテッドのクラブとしての規模、
そして「Aリーグ」の規模の程度が、少しはお分かり頂けると思う。 


今回のアジアチャンピオンズリーグでアデレード・ユナイテッドの準決勝の相手、
クルブチ(ウズベキスタン)は第1戦、アデレードにチャーター機でやって来た。
これに対し、アデレード・ユナイテッドは第2戦のクルブチ・ホームには、
「エコノミークラス」での移動という始末だった。


こうした財政難の中で決勝まで進んでくるのは、
やはり「至難の業」なのだろう。
クラブにお金がかけられない分、何が必要なのか? 

それは、
サポーターの後押し、そして選手個々のモチベーションの高さではないだろうか。
すなわち「気持ちでは負けない」という強い思いが今回のアデレード・ユナイテッドの
決勝進出という結果を生み出したのだと、私は思う。 


結果を出せば自ずと財政面も潤ってくるし、リーグの活性化にも繋がるだろう。
そして今回のアデレード・ユナイテッドの躍進が、アジアにおける豪州サッカーの
更なる躍進に繋がることと思う。 


アデレード・ユナイテッドは、
12月に日本で行われるFIFAクラブワールドカップジャパン2008にも
出場が決定している。

この大会でも、今の勢いのまま、上々の結果を残せるよう、期待して見守りたい。


(日本インターネット新聞・Yahooニュース掲載記事:文・ザルコa.k.a.kazzjazz
写真追加・タイトル改)

Powered By Blogger
kick off the Number!!